ザイオンス効果は効果がないのか?
ザイオンス効果という言葉があります。
営業職やマーケティングなどビジネスの場面では、相手と良い人間関係を築く際に有効と言われます。
けれども、実はこのザイオンス効果が逆効果になることがあるのをご存じでしょうか。
そこで今回はザイオンス効果とは何か、ザイオンス効果が逆効果になる場合はどんなときかをご紹介したいと思います。
ザイオンス効果とは
1 ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱したもので、日本語では単純接触効果と呼ばれます。人は何度も見たり聞いたりしたものには、好意を持つようになるという心理的効果です。例えば、実際にはあまりあったことがない人でも、SNSで何度もその人の投稿を見ていると、いつの間にかよく知っているような親近感を感じます。これがザイオンス効果です。
2 ザイオンス効果で好感が上がる理由
何度も見たり、聞いたりすることで、「見たことがある」「聴いたことがある」という事実が生まれます。人は「知っている」という事実があると安心します。
また、何度も会って、相手の情報を得ることで、自己開示の返報性が高まります。自己開示の返報性とは、相手の情報や本音を知ると、自分も相手に自分の情報や本音を明かしたくなる心理的効果です。その結果、お互いに自己開示が進むことで、信頼感や親密感を感じるようになります。
このように、何度も同じものに接すると、対象に対して親近感を感じるようになるため、相手との関係性が良くなるのです。
ザイオンス効果が逆効果になるとき
ザイオンス効果が有効に機能するためには、実は前提条件があります。それは相手との間に関係性がない、あるいは相手から嫌われていないということです。この場合は、相手との接触回数を増やすと、好感が上がる可能性があります。
逆に嫌悪感を持たれているときは、相手との関係性が悪化します。なぜなら、誰でも嫌いなものを見るとよ不快になるため、その不快さが人間関係に転嫁させるからです。例えば、自分の嫌いな人から、何度も電話が来たり、メールをもらったりしたら、余計に相手のことが嫌いになりますよね。
このようにザイオンス効果を使う際には、まずは相手から嫌悪感を持たれていないことを確認することが必要です。
終わりに
ザイオンス効果は、ビジネスや恋愛でも使える心理テクニックとして、良く知られています。使いどころを間違えないように注意することは必要ですが、心理テクニックとしては、とてもパワフルかつ有効な手法ですので、ぜひうまく使ってみてもらえると良いと思います。


