幼稚な社会人たち
あなたの周りには、社会人なのに「こいつ、幼稚だな~」と思う人がいませんか?
例えば、嫌いな人のことを無視してみたり、就業中に同僚と馬鹿笑いをしたり…。会社は利益を上げるための組織です。そのため、生産性を下げるような行動をとる社員を抱えることは、デメリット以外の何物でもありません。
とはいえ、雇った社員を解雇するとなると、それはまたハードルが高い…
そこで今回は、幼稚な社員の特徴とその生成要因、対応をお伝えしようと思います。
「幼稚」と言われる社員
幼稚な社員のタイプは様々ですが、その根底はすべて同じです。それは、自己否定を抱えていることです。
自己否定の二つの形
自己否定というのは、自分の中に存在しているものを、認めないことを言います。
認めないものには、不安や恐怖などのネガティブな感情もあれば、素晴らしい自分や幸福感などのポジティブな感情もあります。どちらにせよ、ありのままの自分を認められないことを自己否定と言います。
自己否定について詳しくは→自己否定は人生成功の魔法の鍵
自己否定があると、さまざまな弊害がでますが、そのパターンは大きく分けると次の二つになります。
- 自己愛の肥大化
- 極度の自己抑圧
自己愛の肥大化とは
自己愛とは「自分を大切に思うこと」であり、自分への信頼の根底をなす感覚です。
だから、特別なものではなく誰でも持っている感覚です。しかし、この自己愛が健全に発達していないと、自分のことを実際の自分より、過度に素晴らしい人間だと思い込むようになります。この「現実の自分より自分のことを過度に素晴らしい人間だと思い込むこと」を自己愛の肥大と言います。
自己愛が肥大化すると、周囲に特別扱いを求めたり、他者を平気で利用したり、周りの人を見下したりするようになります。
また、素晴らしい自分を周りの人が特別扱いしないと、不機嫌になったり、特別扱いしない周囲の人を攻撃したりします。
極度の自己抑圧とは
抑圧とは、自分の感情や感覚を感じないように閉じ込めるようことを言います。
これは人間の自己防衛本能の一種で、誰でも持っている機能です。この機能があることによって、例えば殺人事件などショッキングな事件を目撃してひどいショックを受けた時に、そのショックを自分の記憶から締め出すことで、精神が崩壊することを防ぐことができます。
しかし、この抑圧が過度に働くと、自分の感情や好き嫌いなどの価値観も自分の中に閉じ込めてしまうため、自分自身で自分の気持ちがわからなくなります。その結果、自分が何をしたいのかがわからなくなり、自主性が欠落していきます。
自己否定の行く先
自己否定を抱えていると、自分の否定している感情を見ないようにするため、現実を極度に偏った解釈で認識するようになります。
例えば、英語が全く話せなないとき、話せないことを強く否定しているとします。そうすると、話したことはないけど、中学校では英語が得意だったから、自分は英語が話せるはずだと思いこんだりします。
これは極端な例なので、多くの人がおかしいと気づくと思います。けれども、「英語が話せない」という事実を強く否定していると、英語が話せないという事実を、「中学時代英語が得意だったから大丈夫」という認識にすり替えるのです。認識のすり替えは、ほぼ無意識で行われるので、本人が気づかないことがほとんどです。こうしてすり替えがどんどんと行われていき、自分でも事実がわからなくなります。
その結果、周りの人との事実への認識にずれが生じて、人間関係に軋轢が生まれるようになります。


