経営者になったら「わからない」では済まされない
経営者になったら、まずやることは何でしょうか?
社員とのコミュニケーション?
取引先との顔つなぎ?
もちろん、それも大事でしょう。
けれども、もっと大切なことがあります。それは、会社の数字を把握することです。もっと具体的にいうと自社の決算書の中身を把握することです。
ところが、経営者の中には、「数字が苦手」「良くわからない」という人も…。
そこで、これから数回に分けて少しずつ会社の数字について説明していきたいと思います。
決算書の種類
決算書と一口に言っても、実は書類の種類や呼び名が、関係する法律によって少しずつ違います。主な計算書類は以下の7つです。
- 貸借対照表
- 損益計算書
- 株主資本等変動計算書
- 個別注記表
- 事業報告書
- 計算附属明細書
- キャッシュフロー計算書
貸借対照表は英語は「Balance Sheet(バランスシート)」と言われるため、B/S(ビーエス)と表記される場合もあります。
損益計算書は英語表記で「Profit and Loss statement(プロフィット アンド ロス ステイトメント)」と言われるため、P/L(ピーエル)と表記される場合もあります。
キャッシュフロー計算書は英語表記で「Statements of Cash Flows(ステイトメント オブ キャッシュフローズ」と言われるため、C/F(キャッシュフロー)と表記される場合もあります。
英語名称を覚える必要はありませんが、略称は良く使われるので、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
関連する法律による呼び名の違い
決算書を作成する関わる法律は、会社法と金融商品取引法の二つがあります。
会社法上では、決算書のことを計算書類と呼びます。貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書を「計算書類」と言い、貸借対照表からキャッシュフロー計算書までの7つの書類をまとめて「計算書類等」と言います。
金融商品取引法では、決算書のことを財務諸表と呼びます。多くの場合は、財務三表と呼ばれる貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書のことを指します。
ここまでで、すでに嫌気がさしているかもしれませんが、書類の名称などを細かく覚える必要はありません。いわゆる「決算書」にどんな種類のものがあるかがわかればOKです。
決算書を読むことが必要な理由
例えば次のような悩みはないでしょうか?
- 利益は出ているのに、お金がたまらない
- 売上が増えても、利益が上がらない
- いくら売り上げたら、利益が残るのかがわからない
- 設備投資をしても、利益に繋がっているのかわからない
- 黒字商品と赤字商品がわからない
これらはすべて決算書が読めないために起こる悩みです。
なぜなら、決算書が読めないということは、会社のお金がどこから入ってきて、どこに使って、その結果、いくら手元に残ったのかが、全くわからないということだからです。
あなたの決算書苦手度は?
次の項目にいくつ当てはまるでしょうか?
□ 数字が苦手だ
□ 自社の自己資本比率がわからない
□ 在庫の金額がぱっと答えられない
□ 簿記の基本がわからない
□ 経理はわかる人に任せっぱなし
□ 売上さえ上げれば何とかなると思っている
ひとつでも当てはまったあなたは、実は決算書を読むのが苦手なのかもしれません。
でも、安心してください。決算書は一見、難しそうに見えますが、実はとてもシンプルなルールに基づいて作成されています。そのルールさえマスターしてしまえば、誰でも簡単に決算書は読めるようになります。
終わりに
決算書を読もうと思って多くの人が挫折する理由は、専門用語がられるされていて、途中でわけがわからなくなってしまうからかだと思います。けれども、一度、しっかりとルールを覚えてしまえば、誰でも簡単に決算書を読み解けるようになります。
今後、複数回にわたって決算書の読み方について解説を行っていきます。ぜひ、最後まで読んで、決算書の読み方をマスターしてもらえればと思います。





