君の見ている「赤」は、私の見ている「赤」と同じなのだろうか?【DAY37】

※この歴史編纂はLiberという国を☆、♧、〇の3人で立ち上げてからの軌跡を記したものである。詳しくはLiber用語及び中の人たちを参照。

2021年5月某日、国家戦略会議「ユグドラシル」開催。

話題は幽霊の話から、人は同じものを見ているのだろうか?という話へ。

☆「人はみんな同じものを見ていると思う?」

♧「いや、もちろん、違うだろ。」

☆「なるほど。」

♧「だって、色や形の認識だって、全部、認識が違うんだしさ。」

☆「なるほど。」

♧「だって、目だって、俺たちの目が機能しているっていうのは、誰かが見えるものの形を『それだ』と決めてくれたから、脳が意識して初めて『それだ』って思ってるだけであって。」

☆「なるほど。」

♧「だって、全部、そうだろ。他人から植え付けられた認識で、そう認識しているだけなんだから。」

☆「なるほど。お前、なかなか賢いな。やっぱり。」

♧「(苦笑)いや、賢いんじゃなくて、そういう仕組みでしょ?人間って。人間っていうか、生物として。」

☆「それは正しいことだと思う。僕は。」

♧「うん?正しい?正しいことなのかな?わからないことを、誰にでもわかりやすくする、という点では正しいのかもしれない。」

☆「うん。」

♧「だって、色1個にしたって、それぞれ別の名称を付けたら面倒くさいしな。」

☆「でも、不思議なことにさ、多くの人は、同じもの見ていると、思っているよ。」

♧「ま、多くの人はね。」

以前に塾の講師をしていた時に、色盲の生徒を教えたことを思い出した。

その子は、私が赤紫色と称する色が、黒色に見えると言っていた。

人は自分の見ている世界しか見ることができない。だから、自分が見ている世界がこの世界の事実であると思う。

そして、当然に、他の人も自分と同じものを見ていると思う。

けれども、実は自分が見ている世界と他人が見ている世界が、同じである証拠などどこにもなく、もしかしたら、自分が見ている世界と他人が見ている世界は、実は全く別物なのかもしれない、そんな風に改めて思った。

余談だが、今回の会議を通して、☆の頑是ない質問に、毎回、きちんと答えを返す♧は、律儀というか、面倒見が良いというか、何はともあれ、すごいなと思った。本人は常に自然体だと言っていたので、そんな気持ちは全くないかもしれないが。

→DAY38へ

→DAY1から読む