名は体を表す!?
事業を成功させた経営者は、独自の視点や哲学を持っています。ここでは、そんな経営者から学んだ経営の知恵をお伝えしようと思います。
一代で年商数百億円という商社を作り上げた経営者の方は次のようにおっしゃっていました。
名前が大事なんだ。
プロジェクトを立ち上げたり、新しい事業を始めるとき、あなたはどうやって名前を付けますか?
適当に名前を付けたり、それどころか、名前を決めてすらいなかったり、そんなことはありませんか?
けれども、実は事業を成功させた経営者には、名前を付けることに大きな拘りがある人が多いのです。
なぜ、事業を成功させた経営者は「名前」にこだわるのでしょうか。それは、名前にはその事柄に含まれる意味やイメージを伝える効果があるからです。
例えば、目の前に花があったとします。それを説明するときに「花」とだけ言われたら、どんなことをイメージをしますか?恐らく人によってイメージする花の映像もそれぞれでしょうし、そこからイメージする感覚もなんとなく漠然とするかもしれません。
けれども、それが「薔薇」と言われたらどうでしょうか?「花」とだけ言われるよりも気高くにおい立つような気品のあるイメージが具体的に湧いてこないでしょうか?
経営を行う上で大切なことは、参加する人同士で事業の目的を共有し、進む方向を揃えることです。プロジェクトや事業の名称にその事業やプロジェクトの目的を想起しやすい名称を付けておくと、参加者はその名称を見るたびにロジェクトや事業の目的を頭の中に思い描くようになります。その結果、意思の統一が図りやすくなるのです。
また、名前を付けるということは、その事象に「この事象はこういうものだ」という一定のラベルを貼ることにもなります。「こういうものだ」というラベルを貼ると、人間には無意識にそれに近づこうとします。これを心理学ではラベリング効果と言います。例えば、学校の先生が生徒に「あなたは数学の才能がある」と言い続けると、数学のテストの点数が上がったなどの実験結果があるようにです。
だから、どんな名称を付けるかということはとても大事なのです。





