【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書とは
心理学を学んで「人生はツライ」から卒業するためのWEB講座。全76話すべて無料公開。
認知の偏りや心の防衛機制、感情の役割、脳の機能、ホルモンの働き、思い込みの解除方法、目標設定など、人生を変えるために必要な心理学や脳科学の知識を掲載しています。
また、自分を知り、自分が心から望む未来を作るための心理ワーク全58個も無料公開。
各項目は【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1の目次よりご覧いただけます。
※人生成功秘伝の書は、物語調で書かれています。そのため、言い回しが独特ですので、ご了承ください。詳しくは【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1をご覧ください。
「脳」という生体器官
人の感情や思考は、生体器官としての脳の状態から、大きく影響を受けるという話をしました。しかし、実はこの生体器官としての「脳」に最も強い影響を与えるのは、其方自身なのです。正確に言えば、其方自身が体内で作っている神経伝達物質と呼ばれる化学物質ですが。人は外界の出来事に対応するために、神経伝達物質と呼ばれる化学物質を体内で生成し、それによって精神作用や身体状態を変化させているのです。
例えば、ノルアドレナリンという名前を聞いたことはないでしょうか。ノルアドレナリンは脳内で作られる神経伝達物質で、人が自分自身への危険を察知したときに放出されます。この物質が放出されると、精神作用としては不安や恐怖が起こります。身体作用としては、危機に対応するため、交感神経が活発になり、すぐに身体を動かせるように血圧を上げたり、周りの状況をよく見るために瞳孔を拡大したりします。また一時的に痛覚を麻痺させる作用もあります。ときどき、災害などに合った人が、避難している時は夢中で気が付かなかったが、実は大けがをしていた、そんな話を聞いたことがあるかもしれません。あれもこのノルアドレナリンの作用です。
次にドーパミン。これは脳内の報酬系と言われる神経系の主要な神経伝達物質です。ドーパミンが放出さると、精神作用としては幸福感や快の感情を誘発します。これにより人は「自らの生存にプラスに作用するモノ(例えば食料や水、安全な住居、子孫を反映させるためのパートナーなど)を取りいく」という行動を選択するようになります。
つまり、人の感情などの内部活動やそれに伴う行動は、この脳内の神経伝達物質の働きによって生じているということです。これは、別の言い方をすれば、脳内の神経伝達物質の種類や量を変えることができれば、内的活動や行動も変えることができるということでもあります。
ただ、ひとつ付け加えておきたいことは、この脳内伝達物質が脳内で生成される能力も人によって違うということです。
例えば、セロトニン。セロトニンは恐怖や不安を発生させるノルアドレナリンや、快や喜びを発生させるドーパミンをコントロールしています。そのため、セロトニンが不足すると、これの神経伝達物質のコントロールが弱くなり、結果として不安感が強くなるなどの心的影響が出ます。セロトニンが不足する原因は、偏った食生活や生活習慣などいろいろな事項が要因となりますが、遺伝子にも要因のひとつがあります。
セロトニンはアミノ酸の一種のトリプトファンから、トリプトファン水酸化酵素の働きよって生成されるわけですが、生まれつきTHP2という遺伝子の働きが弱いと、トリプトファンからセロトニンを生成する力が弱くなることがわかっています。そのため、THPS遺伝子の働きが悪い人は、THPS遺伝子の働きが通常の人に比べて、精神が不安定になりやすかったり、不安を感じやすかったりします。
また、セロトニンの分泌を促すために、日光を浴びたり、セロトニンの材料となるトリプトファンを含む食材(例えば肉類や乳製品など)を多く取るなど生活様式の変更しても、THP2遺伝子の働きが強い人に比べて、効果が出にくいこともあります。
このように外部環境が似通っていても、持っている遺伝子の違いによって脳内の神経伝達物質の生成が変わるため、人によって精神状態や行動に違いが出てくることもあるのです。
遺伝子の話をすると途端に不安になる人もいるので、念のためにお伝えしておくと、遺伝性の疾患の場合は別として、内部活動などに遺伝性が影響を及ぼす割合は多く見積っても3割と言われています。残りの7割は、自らの食生活や運動習慣、考え方などです。つまり、遺伝子の特性を知っておくことは有益ではありますが、それによって全てが決まるわけではないということです。
また、もうひとつ付け加えておきましょう。仮に何か特定の遺伝子の働きが悪かったとして、ハズレを引いたなどと思うことは間違いです。そもそも、人が持って生まれた特性に当たりもハズレもありません。それは、社会の中での効率性や規律性などの小さな物差しで見れば、損をしたと思うかもしれません。しかし、人という大きな括りで見れば、それは人という種族の多様性です。
ここで大切なことは、自分の「脳」という生体器官の特性を知り、其方の人生を成功させるために何ができるかを考え、実行することです。
例えば、セロトニンを作る力が弱く不安を感じやすいなら、サプリメントを利用して直接セロトニンを補っても良いでしょう。また、ドーパミンを作る力が弱く物事にやる気を起こしずらいなら、軽い運動を日課にして、意図的に脳の側坐核を刺激してドーパミンの放出を促すことも有効でしょう。
自分が持って生まれた「脳」という生体器官を取り換えることは、残念ながら現在の医療ではできません。そうであるなら、持って生まれたものを最大限に利用するためにはどうするかを考えることが、人生を成功に導くには有効だと思いませんか?
さて、思考や感情が「脳」という生体器官の状態に左右されること、そして、その脳の機能を大きく作用するのも自分であるという話を聴いてどう思ったでしょうか?
ワーク6 思考や感情が脳の状態に左右されること、それに最も影響を与えているのは自分自身という話を聴いてどのように思いましたか?
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