【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書とは
心理学を学んで「人生はツライ」から卒業するためのWEB講座。全76話すべて無料公開。
認知の偏りや心の防衛機制、感情の役割、脳の機能、ホルモンの働き、思い込みの解除方法、目標設定など、人生を変えるために必要な心理学や脳科学の知識を掲載しています。
また、自分を知り、自分が心から望む未来を作るための心理ワーク全58個も無料公開。
各項目は【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1の目次よりご覧いただけます。
※人生成功秘伝の書は、物語調で書かれています。そのため、言い回しが独特ですので、ご了承ください。詳しくは【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1をご覧ください。
人間の行動の大部分は無意識
さて、見えている世界がすべてではない、という話に戻りましょう。
人の子は顕在意識に上ってきた情報だけしか、「覚えている」「理解している」と自覚し、自らの意志で使うことができません。
では、顕在意識に上ってくる情報は、人の子が目や耳、肌などの感覚器官を通して知覚した情報全体の何割くらいあるでしょうか?
これは多く見積もっても1割が良いところです。けれども、其方は、毎日、たくさんの行動をし、問題なく生活をしています。
ここからどんなことが言えるかといえば、人の行動の多くは、無自覚のうちに自動で行われているということです。
例えば、呼吸や鼓動などを考えるとわかりやすいでしょう。其方は、毎日、意識して呼吸をしたり、心臓を動かしたりしているでしょうか?恐らくそんな人はほとんどいないでしょう。
実は人の子が自らの意志でコントロールできる領域=顕在意識の領域は、日々の活動の中では、ごくごく限られた部分だけなのです。
では、なぜ、人間の行動はごく一部だけが自覚的にコントロールされ、その他の行動は無自覚に行われるのでしょうか?
それは、人の子の行動の大部分が生存を維持するための行動だからです。生存のための行動を司る情報、例えば本能などは、生命維持にとって欠くことができない情報です。そのため、容易にその情報が書き換わるようなことがあっては困るのです。例えば、鼓動の回数が、朝は毎分70回だけど、一時間後には毎分10回になり、そのまた一時間後には毎分200回になる、そんなことになってしまったら生きていけないでしょう。だから、生存維持の情報は人の子自身でさえ容易に書き換えられないように、潜在意識という無自覚の中に格納され、顕在意識が介入しないようになっているのです。
これは逆の言い方をすれば、個体生命の存続に関わる重大な決断は、その大部分を潜在意識の中にある本能が行っており、顕在意識が介入する必要がないとも言えます。
例えば、歩道を歩いていて、車がいきなり飛び出してきたとき、身を守るために咄嗟に身体が動くでしょう。「右と左、どちらに避けた方が安全だろうか」などと、いちいち考えたりする人は、まずいません。それでも、潜在意識の作用で其方の身は守られます。
このように人には自分が自覚していない自分というものが、確かに存在するのです。それも自覚している自分よりも、はるかに多くの情報や行動を司るモノとして。
人は自覚した記憶の中でだけ、物心ついた頃から生きています。そのために、ついつい自分が自覚できるものだけが、自分自身だと思ってしまいます。けれども、本当の其方は自分が自覚しているよりも、もっとたくさんの情報を持った存在なのです。けれども、たくさん持っている情報に気が付いていないために、其方は自分自身を取るに足りない小さな存在と勘違いしてしまったりします。
だから、人生を成功させるためには、まず潜在意識に格納されいる其方の情報を掘り起こすことが、最も効果的で効率の良い方法となります。潜在意識の中の情報も掘り起こして顕在意識に上げさえすれば、その情報を其方が使えるようになるからです。それは、つまり、人生の新しい選択肢=可能性を得ることと同じことでもあるのです。