心を守ろうとする働き「打消し・置き換え・補償」~人生成功秘伝の書33~

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心を守ろうとする働き「打消し・置き換え・補償」

防衛機制について最後の話です。

打消し

 打消しは自分の言葉や行動によって罪悪感などの不快な感情が生じたとき、反対の行動をとることで、不快な感情を帳消しにしようとする心の機能です。

 例えば、相手に一方的に怒鳴り散らしたあと、手のひらを返したように優しい態度をとる人がたまにいますが、あれが打消しです。

 一方的に怒鳴り散らすことで、申し訳ないという罪悪感や嫌われるかもしれないという不安、反撃されるかもしれないという恐怖などを感じたため、「怒鳴る」と真逆の優しい態度をとることで、自分の不快な感情を消そうとしているのです。

置き換え

 置き換えは自分のフラストレーションを、その元になったものに向けずに、他のもの向けることで、そのフラストレーションのを発散しようとする心の機能です。

 別の言い方をすれば八つ当たりです。

 例えば、子供が学校で友達からからかわれて嫌な思いをしたときに、そのイライラを全く関係のない母親にぶつけるなどが良い例でしょう。

 置き換えを行う理由は、フラストレーションの元になった人やモノに対して、直接、フラストレーションを向けると、自分への被害が大きくなるためです。

 上記の例でいえば、自分をからかった友達に文句を言ったら、もっとひどいことを言われたり、仲間外れにされたりするような恐れがあると、怖さや不安が先に立って、文句が言えないでしょう。けれども、自分の中でイライラした不快な感情は残るので、その感情を自分に敵意を向けないであろう母親にぶつけることで、イライラを解消しようとするのです。

補償

 保証は自分の苦手なことを、他の分野で補うことで、劣等感や無力感などのネガティブ感情を処理しようとする心の機能です。

 例えば、勉強が苦手な子が、運動や部活など、勉強以外を頑張ることなどが良い例でしょう。

 防衛機制には、昇華や補償、知性化など、一見すると、社会生活を営む上でプラスに思えるものもあります。

 しかし、表面的にプラスに見えることでも、その根底には、自分が認めたくない不快な感情があるということを知っておいてください。なぜなら、その不快な感情を認めていくことが、人生を成功に導くためには必要だからです。

 人には自分の感じていることや考えていることを、意識的にも無意識的にも隠したり、形を変えたりする心の作用があることをお話ししましたが、どうでしたか?

 この防衛機制はすべての人が持っていますし、防衛本能ですから、良いとか悪いとかというものではありません。その機能があるからこそ、大きな心的衝撃を受けたとき、自分の精神を守ることができるのです。ただ、その機能のおかげで、自分自身を理解しづらくなることがある、そんな風に思ってもらえれば良いでしょう。

 ここで防衛機制の話は終わりです。

ワーク22 心を守る機能「防衛機制」という話を聴いて、気付いたことや自分にも当てはまると感じたことなどはありましたか?
     ワークシートに書き出してみましょう。

※ワークシートに質問の答えを記入してみましょう。ワークシートはお申込みフォームよりご連絡ください。メールマガジンまたはLINEからお越しの方は「秘伝の書のワークシート」とメッセージをお送りください。人生成功秘伝の書のワークシートのお申込みはこちら。

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