人生の目的は何のために必要なのか~人生成功秘伝の書54~

【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書とは

 心理学を学んで「人生はツライ」から卒業するためのWEB講座。全76話すべて無料公開。

 認知の偏りや心の防衛機制、感情の役割、脳の機能、ホルモンの働き、思い込みの解除方法、目標設定など、人生を変えるために必要な心理学や脳科学の知識を掲載しています。

 また、自分を知り、自分が心から望む未来を作るための心理ワーク全58個も無料公開。

 各項目は【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1の目次よりご覧いただけます。

※人生成功秘伝の書は、物語調で書かれています。そのため、言い回しが独特ですので、ご了承ください。詳しくは【人生を変える】心理学を学ぶための無料講座・人生成功秘伝の書1をご覧ください。

人生の目的は何のために必要なのか

 前回までの話を聞いて、人生の目的を持つということに、どんな印象を持ちましたか?

 面倒だと思いますか?

 此方は、正直、面倒と思います(笑)

 けれども、なぜ、そのように面倒なことをしてまで、人生の目的が必要なのでしょうか?

 今回はそんなお話をしましょう。

 人生の目的が必要な理由は、大きくわけて3つ。

 ひとつ目は、現状に溺れないため。

 ふたつ目は、行動するため。

 みっつ目は、意識を起こすため。

現状に溺れないため

 人の脳は、放っておくと、現状の不平不満に焦点を当てるようになっています。

 これは、足りないものや欠けているものなど、苦痛を生み出すものは、自分の死に繋がることがあるため、それを回避したり、充足させたりしようとすることが、本能に組み込まれているからです。

 もちろん、この本能があるからこそ、安全に生きられるわけですが、本能に任せるままにすると、常に目の前の不平不満の解決にばかり躍起になってしまいます。そして、気づけば人生が終わっていたということにも。

 そのような事態を避けるため、「生存」以外の目指すべきものを脳に持たせるのです。

 これによって、本能のままに現状を生きる状態から、人生の目的という未来ために今を生きる状態へと、脳をシフトさせるのです。

 例えば、其方にも覚えがありませんか?

 ただ漠然とダイエットをしようと思っていると、なかなかやる気にならず、おいしそうなお菓子があればついつい食べてしまう。けれども「結婚式までに5キロやせる」という目的のあるダイエットだと、運動が嫌いでも積極的に取り組めた、などの経験が。

 これは、「結婚式までに5キロやせる」という目的があることで、空腹を満たすという生存本能以外の行動を脳がとったためです。

 人間の脳は目指すべき目的があれば、きちんとそこへ行くようになっているのです。だから、「生存」以外の目的を持つことで、現状に溺れることを、回避するのです。

行動するため

 理想の人生を創っていくためには、当たり前ですが、行動することが必要です。

 そんなことは、言われるまでもなくわかってる?

 そうでしょう、そうでしょう。

 けれども、実際に本当にできているかと尋ねたら、どうでしょうか?

 恐らく、人生を成功させるためには、行動することが必要とわかっていても、その行動ができないために、人生がうまくいかないという人の方が、多いのではないでしょうか?

 では、なぜ、行動できないのでしょうか?

 それは、頭の中にイメージが出来ていないからです。

 人は頭の中で自分が描いたイメージ通りの行動をします。だから、イメージでできないことは、行動に移すことができません。

 どんなに人生を変えたいと思っていても、描いているイメージが昨日までの自分と同じなら、今日も、明日も、昨日までの自分と同じ行動をするのです。

 しかし、人生の目的を設定すれば、自然と今までの自分とは違った未来やイメージを頭に描くことになるでしょう。

 その昨日までの自分とは違ったイメージが、今までとは違った行動を其方に起こさせ、その行動が其方を理想の人生へと導くのです。

意識を目覚めさせるため

 人生を成功に導くためには、昨日までの自分と違う行動が必要になります。

 けれども、人間の行動はその大部分を無意識が司っており、何も対策をしなければ自動運転で日常が過ぎていきます。自動運転に任せておけば、当然、昨日と同じ行動しか行いません。

 そこで、大きな役割を果たすのが意識です。

 意識は、自分の予測と外界の状況がずれたときに、初めて働き始めます。

 例えば、毎朝、車で通勤するとしましょう。いつもの道をいつも通りに運転したとき、あなたは会社に着いた時に、運転していた道中のことを思い出そうと思っても、あまり詳しく覚えていないことに気付くはずです。

 これは「いつも通りの道がある」という予測と現状が一致しているからです。

 しかし、途中で工事をしていて、いつも通りの道が通れなかったとしたら、どうですか?

 会社に着いてから、車を運転していたことを思い出すと、工事をしているとわかった後の記憶が、鮮明になっていることに気付くでしょう。

 これは、工事をしているといういつもと違う状況が、脳の予測を裏切ったために、その状況に対応するために意識が働き始めたからです。

 意識が働き始めることで、人間は外界の状況を捉えなおし、自分の予測と外界の状況のずれを修正します。具体的には自分の予測に外界を合わせようと働き始めるのです。

 人生の目的を設定することで、自分の予測を敢えて現状よりも高いところに設定することで、意識を目覚めさせるのです。そして、予測と外界の状況を一致させようとする意識の力によって、人生を理想へと押し上げるのです。

 自分の予測を現状の外に設定し、そこに実際の現実を合わせていくというこの意識の力を使えるようなると、欲しい未来を手に入れるのも容易になります。

 ぜひ、試してみると良いでしょう。

人生成功秘伝の書 目次へ