幼稚な社員はなぜ生まれる?
幼稚な社員は時代の背景やトラウマを抱えるような体験をするなど、さまざまな理由で発生します。
けれども、その大きな要因は育成の過程で、愛情が十分に与えられなかったことと、分離の体験が不十分であることが上げられるでしょう。
人間は成長の初期段階において、母親をはじめとする養育者から十分な愛情を与えられることによって、「自分は愛された存在である」という安心を得ます。
そして、自ら行動できるようになると、「自分は愛された存在である」という自信を糧に、外の世界へと冒険へ出ます。
この時、養育者と物理的距離ができることにより、自分と他者が別の存在であるという、自己と他者を区別する感覚を学びます。
そして、一人の自立した人間としての自我を確立させていきます。
幼稚な社員は、この初期段階の愛情と冒険が十分に経験されていません。そのため、自己と他者を区別することができない未熟な自己のまま発達が止まっています。そのため、他者が自分の思い通りにならないことが理解できないのです。
その結果、自分の思い通りにならないことがあると、怒ったり、不満をあらわにしたり、あるいは泣いたり、わめいたりと、子供が駄々をこねるときと同じ行動をとるのです。
幼稚な社員の6タイプとその対応
幼稚な社員のタイプは次の通りです。
- 夢見るお姫様
- 永遠の幼稚園児
- 小心なガキ大将
- 自称グレートマザー
- 我慢するが美徳の優等生
- 羽化しない卵
夢見るお姫様
自罰/他罰(問題が起きた時に、自分が悪いと思うか、他人が悪いと思うか)
極度に他罰的。
能力
仕事面や生活能力面で無能であることが多い。
特徴
他責の傾向が強いため、自己を振り返ることがない。
成長とは無縁で、仕事面や生活能力面で無能であることが多い。
自己憐憫が極度に強い。
感情面のコントロールができず、ヒステリックに喚き散らしたり、突然泣き出したりすることがある。
自分が被害者だと思っているため、擁護してもらえることを当然と思っている。
プライドが高く、他人を見下す傾向にあり、自分より下だと思った人間は小間使いのように扱う。
地位が上がるとパワハラを行うこともある。
対応
同僚の場合
かかわりを持たないこと。「かまってほしい」という思いが強いため、変に共感すると、つけこまれ利用される。心中する覚悟がないなら、仕事の話以外はしないこと。
経営者の場合
本人と話し合い、能力と仕事のマッチングをすることが必要。自己の能力が現実の自分よりも高いと思っているため、会社の評価と自己評価にギャップが生じる。その際に、自分は不当に低く評価されていると思う傾向がある。そのため、会社としての評価を数字で示すことが必要。また、派閥を作ったり、他の社員を小間使いのように扱ったりなど、チームにとって有害となることがあるので、きちんとした管理と毅然とした対応が必要。
