経営がうまくいく経営者、うまくいかない経営者、その違い

会社の経営者は孤独と言うけれど…

会社の経営者は孤軍奮闘して孤独というイメージがありますが、実はうまくいっている経営者は孤軍奮闘もしていないし、孤独でもないのです。なぜなら…。

経営者は孤独だと言うけど、経営者の人たちは、従業員からヒントをたくさんもらってるからね。
一人で会社を経営している人もいるけど、そういう人も得意先とかから、ヒントをもらってるからね。

 会社の経営者と一口に言っても、それは会社の規模や形態、経営者自身の人柄などは、様々です。その中で、会社の経営がうまくいっている経営者と、会社の経営がうまくいかない経営者の違いは何だろうと思うと、「世界に対して、経営者自身が、開いているかどうか」だと思います。

 私も税務会計の仕事に携わりながら、多くの経営者に会ってきましたが、会社がうまくいっている経営者は、積極的に他人の話を聴く傾向があります。その相手が、自社に入社したばかりの20歳そこそこの若者であっても、取引業者の一社員であっても、率先して自分が相手の立場に降りて行って、真摯に話を聴こうとするのです。

 なぜ、そんな行動をとるかのと言えば、常に自社の経営が成功するという目標に意識が固定されているため、自社の経営にプラスになるものはないか、ヒントになるものはないかと、いつもアンテナを張っているからです。だから、相手が誰であっても話を聴こうとするし、相手から良い話を聴くために、相手が話しやすいように気を遣うのです。

 商売というのは、自社の商品やサービスを購入してくれる人がいて、初めて成立します。そのため、実社会ではどんなことが起きていて、どんなニーズがあるのか、そういう世情を知ることがとても大事なのです。実際、マーケティングでは「リサーチが9割」と言われますしね。

 会社の経営は、机の上で行われるわけではありません。実社会の中で変化しながら繰り広げられるものです。もちろん、経営する上での様々な理論が無駄というわけではありませんが、いくら理論を勉強しても、結局、実社会の変化について行けなければ、商売はうまくいかないのです。風の時代となったこれからは、今まで以上に社会の流動性が増し、今までの時代とは社会の価値観も大きく変わると言われています。その変化に乗るためにも、目の前の世界から多くのものを学ぼうとする姿勢が、大事なのだと思います。