「手順を変えるのです」
ヤン・ウェンリー p73 銀河英雄伝説1黎明編 田中芳樹 東京創元社
同じような仕事をしているのに、他の人よりもさっさと仕事を終わらせる、そんな人があなたの職場にも一人くらいはいるだろう。
なぜ、仕事が早い人は、仕事を短時間で仕上げることが出来るのだろか?
経験の違い?
持って生まれたスペックの違い?
もちろん、それらが関係が無いとは言わない。
しかし、仕事が早い人と遅い人を分けるのは、ある思考の特徴によるところが大きい。その思考の特徴とは、仕事の手順に固執するかどうかだ。
仕事が早い人は、仕事の手順にこだわらない人が多い。
例えばラーメンを自宅で作ることを考えてみよう。
一般的には次のような手順で作る人が多いだろう。
①湯を沸かす → ②麺を茹でる → ③麺を湯から上げる → ④スープをどんぶりに張る → ⑤麺をどんぶりに入れる → ⑥ネギを切る → ⑦ネギを麺に乗せる
しかし、仕事が早い人がラーメンを作ると、次のようになる。
①湯を沸かす → ②ネギを切る → ③麺を茹でる → ④麺を湯から上げる → ⑤スープをどんぶりに張る → ⑥麺をどんぶりに入れる → ⑦ネギを麺に乗せる
仕事が早い人は、湯を沸かすという待ち時間に、その時にやってしまっても問題のないネギを切るという作業を行ってしまうのだ。
そうすることで、湯が沸くまでの時間を無駄にしない。その結果、ラーメンが完成したらすぐにネギを乗せることができ、ラーメンが完成するまでの時間を短縮することができる。
仕事でも同じだ。
仕事が早い人は、常に待ち時間など遊び時間の有無をチェックし、無駄な時間を削減するために試行錯誤している。必要であれば、決められた仕事の手順を飛ばしたり、入れ替えたりする。
逆に仕事が遅い人は、決められた手順に固執していて、「早く仕事を終わらせるにはどうするか」ということまで考えが及んでいないのだ。
つまり、仕事が早いかどうかは、仕事を早く終わらせるために試行錯誤し、改善努力をしているかどうか、それだけなのだ。
実際、私は3年前まで仕事がとても遅かった。どのくらい遅かったかといえば、1か月の残業時間が3桁になるくらいには遅かった。
しかし、効率化の鬼である☆から助言を貰いながら改善に取り組んだところ、2年間で残業時間を1/3まで減らすことができた。
だから、もし、仕事が遅くて悩んでいるのだとしたら、まず手始めに、手順を変えることで削減できる時間がないかを探してみるといい。
きっと、今までよりも仕事の時間が短くできるはずだ。




