※この歴史編纂はLiberという国を☆、♧、〇の3人で立ち上げてからの軌跡を記したものである。詳しくはLiber用語及び中の人たちを参照。
何かを始めるときに、必ず必要なものがある。
それは資金だ。
国創りを始めた私たちも例外ではない。
当然に、国の財務をどうするのか、という話し合いを開いた。
最初、☆と私は、実際に資金をどう調達するか、そんなことから議論を始めた。
しばらくして♧が言った。
「財務って、個人で賄えるような金額にはならんと思う。国を作るって、そもそも事業でやりたいの?プライベートでやりたいの?」
私は、♧の発言に、彼が少しイラついているような、そんな妙な感覚を受けた。
それに答えたのは☆だった。
「国を作るんだ。だから、事業もプライベートも両方だ。そこで生きられるようにするんだ。ぶっ飛んだことを♧に、おもしろさを追求する原資の抑えを〇に担当してほしい。だから、♧からはアイデアが欲しい。勝手にはやらない。」
♧が納得したように言った。
「俺はどこまでならできるのか、やるのかやらないのか、それを見極めなければいけないわけね。」
そこまできて、ふと、思い至った。
そういえば、♧と具体的な国のイメージを話してなかったか…
と。
♧からしたら、イメージがよくわからないまま話が進むことに、自分だけが知らないような気持ち悪さがあったのだと思う。
それが、最初の発言の違和感に繋がったのだろう。
最後に☆が言った。
「迷ったり、疑問に思ったりしたら、遠慮なく、僕にぶつけてくれ。コンフリクト(摩擦)が進化を促すんだ。一方的に伝えきるのは難しいから。」
摩擦が進化を促す、それは事実だ。だが、実際には言うほど簡単ではない。なぜなら、多くの人は、摩擦が起こると、そこにまつわる感情に飲まれてしまうから。そして、自分の感情的不快さを相手の責任にして、相手との関係を切ってしまう人が多いから。だから、日常生活では、相手の感情を逆なでしないために、必要なことさえ、言わないという場面に出くわす。
正直な話、私はそれを窮屈だと思っていた。なぜなら、お互いに意見を言い合い、成長しないのでは、一緒にいる意味がないと思うからだ。でも、同時に、仕方がないと思っていた。自分の感情に自分で対処できない人が多いのは事実で、誰かとともに生きている限り、相手の感情を気にしていくしかないのだろうと。
だから、今回の話し合いを見ていて、少なからず驚いたし、期待を持った。本当の意味で、それぞれが個に意見を持ち、発言することができる世界が創れそうだと。
どうにも楽しくなりそうな予感がする。





