※この歴史編纂はLiberという国を☆、♧、〇の3人で立ち上げてからの軌跡を記したものである。詳しくはLiber用語及び中の人たちを参照。
2021年7月某日、第3回国家戦略会議「ユグドラシル」開催。テーマはVRと死後の世界から哲人カントの話へ。
☆「イマニエル・カントって知ってる?」
♧「うん?」
☆「イマニエル・カント。」
♧「それ、何の人?」
☆「プロイセン。」
♧「プロイセン?」
☆「うん。」
♧「フロイトじゃなくて?」
☆「うん。」
♧「へ~。」
☆「僕、知らなかったんだけどさ。最近、教えてもらって、その人(カント)を知ってみたいと思ったんだけど。」
♧「うん。」
☆「大学生と話してるときにさ、あまり遠慮せずに、僕の考えている訳の分からないことを、喋っちゃったんだよね。」
♧「うん。」
☆「その人(大学生)が専攻しているところに、イマニエル・カントって人がいるらしくてさ。」
♧「ふーん。」
☆「(その大学生が)学んでることと、同じようなことを僕が言ってるって(その大学生が)言ってて。」
♧「うん。」
☆「なるほど、この人(カント)が言っているようなことを、僕は言ってんるんだと思って。」
♧「ああ、なるほどね。」
☆「ということは、僕は、わざわざ(みんなに)わかりやすい言葉で喋らなくて良いんだって(思った)。」
♧「何、その人(カント)の言葉を引用すれば(良い)ってこと?」
☆「そうそうそう(笑)」
♧「全部、一緒とは限らないぞ、お前(笑)」
☆「内容が同じだったら良いわけだし。…結構、大変なんだよ。」
♧「何が?」
☆「えっとぉ、言葉で、説明するのが。」
♧「いや、わかるよ、不十分なんだろ?言葉は便利だけど、不自由っていうのをガチで実感してるってことだろ?」
☆「そう、足りないんだよ。」
♧「言いたいことは、すごくわかる。言葉は便利だけど、不自由っていうのは、お金と一緒だけど、とっくにわかってたことだよ。」
☆「だから、めんどくせーなって。」
♧「簡単なことを表すには、すごく便利だよ、言葉は。」
☆「じゃなくて、俺が言いたいことをその人(カント)が書いてくれてるからさ、俺が言いたいのはこれ(カントの言葉)って見せれば良いかって。」
♧「ふーん。でも、肝心なところはね。不便なんだよね、言葉はね。」
イマニエル・カントは18世紀を生きたプロイセン王国の哲学者だ。大学のときに哲学の講義でカントを学んだが、とにかくカントは難しい、そんな印象しかなかった。
せっかくなので「純粋理性批判」に軽く目を通してみた。内容をごくごく単純に思いっきり簡素化して言うなら、「人間は事象をそのまま見ることができない。人間は時間と空間によって事物を認識するので、それを超えたものは認識できない。」そんな感じだろうか。
同様のことは昨今、似たような言い回しで、いろいろなところで聞くが、実際にそれを自分の中に落とし込むのは難しいだろうなと思う。なぜなら、普通の人は自分の認識と自分自体が感覚として一体化しているから、自分の認識を自分自身と分けて扱うことが難しいからだ。大学生のとき、カントを難しく感じたのも、その辺に理由があったように思う。
それにしても、十何年もたって、大学のときに解決できなかった課題に、再度、取り組むことになるとは、本当に人生とは面白いものだと思う。





