テレビを見ながら3キロ痩せる【DAY115】

※この歴史編纂はLiberという国を☆、♧、〇の3人で立ち上げてからの軌跡を記したものである。詳しくはLiber用語及び中の人たちを参照。

テレビを見ながら3キロ痩せた秘訣は『はじめの一歩』

「ゴールデンウイークで3キロ痩せちゃった」

と、連休明けに☆が言っていた。

 長期の休みになると、体重が増加する人が多い。家にいてゆっくりする時間が長かったり、行楽で食べ物を口にしたりする機会が多いからだ。

 ☆は華奢ではないが痩躯であるから、一体、どこの肉が3キロも落ちたんだと、私は疑問であった。

 だから、面倒で食事をしなかったのか?と尋ねてみた。

 しかし、普段と変わらず、むしろ普段より、しっかり食べていたという。

 では、何か特別なことをしていたのかと尋ねれば、休み中は家でずっとテレビを見ていたという。

 テレビを見ていて、3キロ痩せた?

 …解せぬ。

 こちらが疑問符を頭に浮かべていると☆が続けた。

「俺『はじめの一歩』好きなんだよね」

 『はじめの一歩』といえば、森川ジョージ氏によるボクシング漫画の名作である。私も多少は読んだことがあるが、いじめられっ子だった主人公がボクシングと出会い、心身ともに変わっていくという胸熱ストーリーである。

 しかし、それと3キロ痩せたことに何の関係があるんだ?

 私の頭にさらなる疑問符が浮かんだとき、さらに☆が続けた。

「俺、テレビを見るとき、じっとしてないから」

 …

 つまり、答えは次の通りだ。

 ☆は『はじめの一歩』が好きすぎて、テレビアニメをみながら、登場人物になりきってシャドーボクシングをしていたということだ。

連休中延々と。

 そりゃ、毎日、何時間もシャドーボクシングをしていたら痩せるだろうよ、と感心していいやら、呆れていいやら。

ダイエットを楽しく行う秘訣

 ダイエットを楽しく楽に成功したいと思う人は多いだろう。

 その秘訣は☆曰く。

 「楽しいことと組み合わせれば良いんだよ」

 当たり前といえば当たり前だが、意外にここを忘れている人は多いのではないだろうか。

 誰でもツライことは続かない。人間はそんなに意思が強い動物ではないのだ。

 そんなことを言うと「アスリートの人は、大変なトレーニングでも続けられるじゃないか」という人がいる。

 確かにその通りだが、彼らは苦痛なトレーニングを苦痛のまま行っているわけではない。

 例えば、多くのアスリートは、次の大会で優勝したいなどの目的を持っている。人間は目的に向かって努力していると、ドーパミンが放出されるため喜びを感じるのだ。

 また、日々、トレーニングしていく中で、自分が成長していくことも実感するだろう。自分の成長が実感できると、自己実現欲求が満たされるため、やはり喜びが生まれるのだ。

 つまり、アスリートの人たちは、苦痛を苦痛のまま体験しているわけではないということだ。

 ここから何が言えるかといえば、自分が喜びを感じることとダイエットを組み合わせることが、ダイエットを楽しく楽に続けるコツということだ。

 例えば、☆のように『はじめの一歩』が好きなら、そのアニメを見ながらシャドーボクシングをするとか、犬が好きなら犬の散歩を競歩にするとか。

 私は以前、ビジュアル系バンドPsycho le Cémuにハマっていた。Psycho le Cémuはライブ中にダンスがあるのだが、そのダンスを覚えるために、延々と曲を聴きながら踊っていた時期がある。元来、私は運動が好きな方ではないが、Psycho le Cémuのダンスであれば、3時間でも踊っていられたのを今でも覚えている。

 つまり、ダイエットを楽しく成功させるコツは、自分の楽しいことと繋げるということだ。多くの人がダイエットに失敗するのは、ツライことや嫌なことを、そのまま行おうとするからだ。ツライことを楽しいことに変換する工夫が、ダイエットを成功させる秘訣と言えるだろう。

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