考えるという娯楽【DAY62】

※この歴史編纂はLiberという国を☆、♧、〇の3人で立ち上げてからの軌跡を記したものである。詳しくはLiber用語及び中の人たちを参照。

 2021年7月某日、第3回国家戦略会議「ユグドラシル」開催。「食べられないものはあるのか?」という話題から、一転、アニメの話へ。

☆「(「食べられないものはあるかと考えてみて)唯一、思ったことは…」

♧「何?」

☆「全は一、一は全。」

♧「え?何、それ?全ては一つのために、一つは全てのために、みたいな話?」

☆「そういうこと。だって、鋼の錬金術師、見ながら思ったんだもん。」

♧「(笑)いや、わからんでもないけど(笑)」

☆「あれ(鋼の錬金術師)はすごく勉強になるよね。」

♧「いや、勉強になるよ(笑)そうか、そこから、学んできたの(笑)」

☆「基本、僕のアレ(学び)はアニメだからね。」

♧「お前さ、それこそ、今だったら、『不滅のあなたへ』見れば?」

☆「あん?」

♧「めちゃくちゃ好きだと思う。」

☆「知らない、それ。」

♧「『不滅のあなたへ』って漫画があるの。この前までアニメやってたよ。」

☆「なんだって!?」

♧「なんだっけ?えっと、『聲の形』の作者の二作目かなんかなんだよ。だから、お前、絶対、好きだよ。」

☆「本当だ!」

♧「絶対好きだよ!内容は超哲学的な話。俺も好きで、今、ちゃんとに漫画、毎週、読んでるんだけど、1話から読んで言ったら、お前、絶対、好きだと思う。」

☆「へぇ。」

♧「生きるとか目的とか、根本的なことを考えさせられる漫画、アニメだよ。俺は好きで全部、漫画で読んだけど。まだ、終わってないけど。」

☆「じゃあ、送って。」

♧「どういうこと?」

☆「1ページずつ。」

♧「(笑)おまえ、それなら電子書籍で読めよ、めんどくせーな(笑)」

☆「(笑)そろそろ、有料放送でも(不滅のあなたが)やりそうだね。」

♧「うーん、アニメの終わりは、正直、あんまり良くない。漫画で今のところまでがっつり読んでくると、より面白くなるというか。」

☆「ちょっと待って、アニメ、まだ、終わってないじゃん。」

♧「いや、アニメ、中途半端なところで終わるのわかってるんだよ。もちろん、それでも漫画よりアニメの方が良いって人は、アニメで見た方が良いって作品なんだけど。」

☆「なるほど。」

♧「俺は別に漫画で良いと思うけどな~。」

☆「泣いちゃう?」

♧「いや、泣いたりはしない。考える。とにかく考える。初め、めちゃくちゃ意味が分かんないんだよ。」

☆「『聲の形』は泣いちゃったよ。」

♧「『聲の形』ほど泣きはしないから大丈夫。でも『不滅のあなたへ』は終わってないからわかんないよ?最初は本当に全然わかんないんだよ。何の話してんだ?って。でも。それがだんだん進んでって、深い!ってなると、やばい。ハマる。」

☆「あれみたいな?新海。」

♧「新海誠?新海誠って言ったら何だっけ?」

☆「『秒速5センチメートル』とか。」

♧「ああ。…新海誠よりもわかりずらいかもしれない。」

☆「それよりもわかりずらいの?」

♧「わかりずらいっていうか、たぶん、作品として終わってないからなんだよ。」

☆「そうかそうか。」

♧「見ながら自分も考えていかないといけないんだよね。人間としてというか。」

 「考える」というと、面倒くさいなど、嫌な印象も持つ人も多い。しかし、二人の会話を聞いていると、「考える」ということは、やはりひとつの娯楽なのだろうと思う。

 「考える」ということの定義は、人それぞれだが、個人的には「自分がわからないことに対して、自分なりの解釈をつけ、答えを見つけること」なのだと思う。それは「自分なりの哲学を創る」とも言えるかもしれない。その過程で、新たなものに気付いて「AHA!」と目が覚めることもあるし、自分の中にあった漠然とした感覚に輪郭がつき、はっきりとした言葉となることもある。

 いずれにせよ、新しいものを発見するという経験を通して、人が持っている「好奇心」という欲求を、お手軽に満たしてくれる良い娯楽なのだろうと思う。

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